経済史B受講者へ、ひとこと、ふたこと
T 質問と相談
質問は講義中随時受け付けますが、講義中の質問は時間をとらずに簡潔に答えられること(たとえば私の言い誤りや書き間違いなど)に限ってください。質問や相談は講義終了後も受け付けます。ただし、講義後に急な用があるときは失礼することもあります、悪しからず。これ以外に、以下の方法も用意しておきます。 (1)私の研究室(東京都文京区本郷)を訪ねていただくのが、フェリスのみなさまには遠くて申し訳ないけど、文献等もその場で案内できるので最も適切な方法だと思います。他に用事がない限り本郷には月曜から土曜まで大概来ていますが、講義・会議・その他の用務で研究室にいないことも多く、いても多用で応対できないこともあるので、e-mail(onozukat@e.u-tokyo.ac.jp)あるいは郵便(〒113-0033 文京区本郷7-3-1 東京大学 大学院経済学研究科 小野塚知二宛)で事前に連絡して日時を決めてください。その際に場所・来方も案内します。 (2)質問・相談は郵便かe-mailでも受け付けます。すぐに返事を書けない場合もあるし、直に会うのと違って何度かやりとりをしないと埒のあかないこともしばしばなので、これも決して手軽な方法ではありません。 質問されたことで、受講者全員が知っていた方が良さそうな重要なことがあれば、ホームページ(http://www.e.u-tokyo.ac.jp/~onozukat/educational_j.html)上にQ&Aを載せるつもりです。なお、ホームページ上でこの講義に関する文書を閲覧するためには、科目コード(02210)を入力する必要があります。U 参考文献と講義の関係
シラバスに記載された参考文献(あるいは10月15日配布予定の「経済史B参考文献」U群)から数冊を読み、要点や疑問点などをノートに記すようにしておくと良いでしょう。さらに、V群からもいくつかは読むことを強くおすすめします。講義は、みなさんがそうした自習をしていることを前提にして進めます。 なお「経済史B参考文献」には限られたものしか載せていません。講義内容のどこかに関心をもったので、何か読みたいという場合は、ご相談いただければ、適切な文献を案内します。V 日本史・世界史との関係
経済史は高校の日本史・世界史といくらか似たような対象も扱いますが、ほとんど別のものと心得てください。それゆえ日本史・世界史の好き・嫌いや得意・不得意は経済史の履修や成績にほとんど関係ありません。とくに、日本史や世界史が好きだったという方は油断しないよう注意してください。高校の教科書・参考書・『歴史用語集』の類は経済史の自習やレポート作成に用いるべき文献とはなりません。高校で用いた歴史地図・年表や『小辞典』は役に立つことがあるかもしれませんが、あまり期待しない方が良いでしょう。W 成績評価
成績は、1月の期末試験で評価します。試験のやり方はまだ決めていませんが、複数出題した内の何問か選択ということになるでしょう。 私は、どの講義でも、提出任意・テーマ自由のレポートを受け付けていて、一つにつき0〜10点の加点をします。テーマは自由ですが、他科目のレポートの流用など、本講義におよそ関係しないテーマはご遠慮ください。レポートについては後日、別紙(「経済史受講者諸君にふたたびひとこと」)と、小野塚の隠れた不朽の名著「レポートの作成について」)で詳しく説明します。レポートの意味は、保険効果(出すことによって成績に下駄を履かせる効果)より、学習効果(レポートを作成するために、いろいろと調べ、読み、考えて身に付いたこと期末試験の成績に反映する)の方がはるかに大きいものと考えてください。X 講義評価
学期中に2回ほど、おそらく11月中旬と1月中旬に、講義評価をしていただきます。評価シートを配りますので、それに記入してください。評価項目は、講義の目標、体系性、内容、進度など多岐にわたりますし、自由記入欄もあるので、最初から評価することを念頭において、きびしくチェックを入れながら講義に臨んでください。Y その他の注意点
講義中の私語(および寝言・鼾・歯軋りなど騒音を発する行為)は慎んでください。静かな居眠りや内職は目立たないようにする限り、特に咎めません。むろん居眠りや内職を推奨するつもりはありません。また、講義中の出入りや携帯電話・メイルなども目障り耳障りなので慎んでください。 この講義では突然あてます(指します)ので、充分に心の準備をしておいてください。殊に、私が疲れてきて集中力が途切れそうなときは要注意です。あてられたときは、ありったけの大声で話してください。