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プログラムレポート ~柏キャンパス訪問~
2009年6月26日
東大EMPの目玉の一つは、研究・実験施設等の見学です。2009年6月12日には、最先端研究施設が整っている東大柏キャンパスの見学がありました。
柏キャンパスは、「つくばエクスプレス」の柏の葉キャンパス駅から車で約10分のところ、広々とした敷地内にあります。今回は物性研究所と新領域創成科学研究科の先端エネルギー工学専攻を中心に見学しました。
まず、物性研究所長の家泰弘教授から、柏キャンパスの概要説明、物性研究所の説明等があり、物性研究所の屋上からキャンパス全体および周辺の概観、地下にあるナノスケール物性研究部門の実験室、低層棟の低温液化室および超低温実験施設の見学がありました。その後、2班に分かれて、超強磁場実験棟の嶽山正二郎研究室・破壊型電磁濃縮装置と金道浩一研究室・非破壊型ロングパルス磁場発生装置、および、先端分光実験棟の渡部俊太郎研究室・超短パルス軟X線レーザー装置の見学がありました。
午後は新領域創成科学研究科基盤科学実験棟で、先端エネルギー工学専攻、吉田善章研究室のRT-1プラズマ実験装置(超伝導コイルを磁気浮上させ、それが発生する磁場によって1億度を超える超高温プラズマを閉じ込める)、および、鈴木宏二郎研究室担当の極超音速(マッハ7~8)高エンタルピー(気流温度最高約1000℃)の風洞実験装置の見学をしました。
いずれも世界でも一、二を競うような施設ばかりで、最先端の科学技術の進歩を目の当たりにすることができた一日でした。