お知らせ

プログラムレポート ~スーパーカミオカンデ訪問~

2009年9月9日

EMPの学外研修の一環として、8月2日に岐阜県飛騨市神岡町の東大宇宙線研究所、神岡宇宙素粒子研究施設を見学しました。この見学には、現受講生及び第1期修了生の希望者が参加しました。

午前中は、同施設の施設長である鈴木洋一郎教授より、映像とともにスーパーカミオカンデ、ニュートリノ観測、K2K/T2K実験、ダークマターの直接探索が期待されるXMASS実験やダークエネルギーについて説明を受けました。説明後には、参加者との活発な質疑応答が展開されました。

午後は、鈴木教授の案内で入坑、ます空洞内の大型水チェレンコフ宇宙素粒子観測装置(スーパーカミオカンデ)のタンク上部全体、エレクトロニクスハット、コントロールルームなどを見学、その後、昨年完成した新しい空洞内のXMASS実験室に入室し、XMASS検出器の水タンクを見学しました。最後に、重力波実験装置(CLIO)Prototypeを、重力波グループの宮川治助教の説明と案内で見学しました。各実験装置の壮大さに圧倒されると同時に、宇宙の成り立ちの謎の究明に結び付く観測・発見への大きな期待に導かれた一日となりました。

講義中の鈴木教授
講義中の鈴木教授
タンク上部の見学
タンク上部の見学
CLIOの見学
CLIOの見学
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