お知らせ

プログラムレポート ~星空観望と座禅研修(第3期)~

2009年12月1日

11月13日から14日にかけて、EMPでは恒例となった一泊二日の研修を行ってきました。理学系研究科天文学専攻の岡村定矩教授による「アンドロメダを肉眼で見る会」(星空観望会)と、東洋文化研究所の丘山新教授による座禅体験が目的です。

11月13日(金)の本郷キャンパスでの授業をいつもより早く切り上げ、貸し切りバスに揺られること2時間弱、着いたのは山梨県山梨市でした。本来ならば、空一面に広がる星空の中から、肉眼で230万光年先にあるアンドロメダ銀河を探す予定でしたが、当日はあいにくの雨模様。雨には勝てず、室内で天文講演会となりました。国立天文台が開発した宇宙シミュレーションソフト「Mitaka」を用い、地球から宇宙の果てまでを俯瞰することで、私たちがどのような世界にいるのかについての理解が深まったようです。

翌日14日(土)は、朝早くから東京都羽村市にある一峰院に移動し、座禅研修を行いました。指導に当たっていただいたのは僧堂師家・小島岱山老師。座禅だけでなく、公案(いわゆる禅問答)にも挑戦し、禅の奥深い世界の一端を垣間見させていただきました。ほとんどの受講生は座禅が初めてで、「半跏趺坐(はんかふざ)」という足の組み方に苦労したようですが、6回(1回30分)の座禅実習の後半にはだんだん上手に組めるようになってきたようです。ゆったりと流れる時間の中で自己を見つめ直し、自然との一体感を味わい、無の境地を模索する貴重な体験となりました。

一峰院での座禅実習風景01
一峰院での座禅実習風景02
一峰院での座禅実習風景

小島岱山老師の指導で「般若心径」の読誦01
小島岱山老師の指導で「般若心径」の読誦02
小島岱山老師の指導で「般若心径」の読誦

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