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2011年度の担当科目


大学院

  現代欧米経済史「第一次世界大戦とその前後」(通年4単位、金U)

  経済政策史特論「欧州統合史」(総合文化研究科「欧州研究」プログラム・欧州統合史と合併)(夏学期2単位、水U)

  経済史経営史入門(夏学期2単位、水T)

  エグゼクティブ・プログラム(学生版EMP)(夏・冬学期各2単位、土、大学院共通授業科目)

  現代ヨーロッパ経済史教育プログラム(CHEESE GRADUATE PROGRAMME

  東京大学エグゼクティブ・マネジメント・プログラム(東大EMP)


学 部

  経済史(冬学期4単位、水T・U)

  学部演習(通年4単位、金W)



2009年度の担当科目

2008年度の担当科目

2007年度の担当科目

2006年度の担当科目

2005年度の担当科目

2004年度の担当科目




大学院

現代欧米経済史「第一次世界大戦とその前後」(通年4単位、金U)

 19世紀末以降のヨーロッパの金融・通貨政策、社会政策、産業政策、教育政策、移民政策等について最近の研究成果を摂取するとともに、アジア、アメリカなど他地域の同時代的な経験と比較することを通じて、現代ヨーロッパの独自性に迫ることを目指す。今年度は特に第一次世界大戦期の経験と、その前後の連続・断絶面に注目する。
 今年度のテーマに関する主要な研究を読みながら、それらが解明した知見、方法的な新しさ、および、それらの研究の社会的背景と社会的影響力について理解することを目指す。必要に応じて適宜、参加者の個人研究の中間発表や史料実習を行うこともありうる。



 本講義は、この1世紀ほど(19世紀末〜21世紀初頭、すなわち現代)のヨーロッパにおける対立・摩擦と協調・統合の要因をそれぞれ分析することにある。現代ヨーロッパ史のユニークな点は、それが激烈な対立を繰り返しながらも、長期的な趨勢としては確実に協調と統合の可能性を開拓してきたところにあり、第二次大戦後のヨーロッパ統合の進展過程やEUの現状に目を向ける際にも、摩擦、軋轢、齟齬、対立の側面を忘れることはできない。
 ヨーロッパが趨勢として協調と統合の方向に向かってきたことは否定できないが、本講義はその過程を、理性的な統合思想と「統合の父たち」に彩られた予定調和的な歴史としては描かず、19世紀以来の社会、経済、政治、学術等々さまざまな領域における共通経験の長い蓄積に注目し、対立と協調に作用した経済的条件、社会的条件、政治的条件、および、それら諸条件の相互関係に論及する。そうすることによって、密接な経済的相互依存関係は政治的対立を防止するとか、近代の国民国家や国益概念が衰退して統合が進展したなどの通俗的見解を批判的に検討するとともに、アジア統合の可能性を考える際に必要な論点を探ることもできるであろう。
 12のトピックを設定して基本事項を講義するほか、予め提示する課題について参加者は小報告を行う。





経済史(冬学期、水T・U)

シラバスと若干の注意(2011年10月12日配布)

経済史(2011年度)参考文献(2011年10月12日掲載、12月7日改訂)

経済史受講者にひとこと、ふたこと履修上の注意(2011年10月19日掲載)

経済史受講者にふたたびひとこと(成績評価とレポートについて)(2011年11月10日)

レポートの作成について(2011年11月10日)

レポート表紙(rtf版:右クリックで保存してください。ワープロで開いて書き込めます)(2011年11月10日)

レポート表紙(pdf版)(2011年11月10日)




学部演習(通年4単位、金W)
演習ガイダンス配付資料
テーマ: 「失敗の合理的背景」
 経済史学の知見と方法を用いて、失敗の合理的な背景について考察する。非合理的な選択が失敗を招き、合理的な意思決定が成功をもたらすというのはわかりやすい話なのだが、困りものは、合理的にふるまいながら着実に失敗に向けて突き進むことである。なぜそうしたことが起きるのか、それは回避できるのか、過去の大きな失敗事例をいくつか取り上げて精査しながら検討する。
 導入部は講義で基礎的な概念を整理する。その後、冬学期の中途までは共通文献を読みながら、今年度のテーマについて考察を進める。また今年度のテーマに関連した複数の課題について小報告をしてもらうので、調べ、まとめ、発表する技法を磨いてほしい。冬学期の残りは個人研究の発表に当てる。
 個人研究をおもしろい卒論にまとめることを最終目標とし、そのために、口頭で発表することと、学問的な文章を書くことを繰り返し訓練する。なお、個人研究(卒論)のテーマは各自の選択に委ねるので、必ずしも上のテーマに縛られる必要はない。






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