テーマ:「ヨーロッパ統合の条件 −経済史的分析−」
ヨーロッパにおける共同体(EC)形成と統合の諸条件を、現代経
済史上のさまざまな要因から考察する。今年度はとくに1920〜50年代の統合構想の変容とその現実的な背景に注目し、「アジア共同体」に関する現在まで
の願望や言説との比較を試みる。
なお、個人研究(卒論)のテーマは各自の選択に委ねるので、必ずしも上のテーマに縛られる必要はない。冬学期の途中まではおもに共通文献の輪読と討論に、
それ以降(および夏合宿)は個人研究の中間報告に当てる。3年次末には小論文(12,000〜20,000字程度)を、卒業予定者には卒業論文を提出して
もらう。
テキストは参加者と相談のうえ決める。